朝日村2日目の朝。
ほうば味噌などをオカズに朝ごはんをいただき、ちょっと時間が出来たので各自で近所を散策。
杁本、近所にあった採石場が気になって仕方なかったようで、2人で見に行ったりして過ごしました。
旅館に帰ってきて、次の予定は、朝日村の今後を案じる方々とのお話。
今回の旅行、主なところはここにあるんです。
昨日から一緒に行動していた方のお1人が実は、滋賀県で環境を重視した街の活性化にとても大きな貢献をされてみえる“先生”。
朝日村の方々は、この先生に助言を、と旅館にお越しになったのです。
現在、人口千数百名という朝日村。
昨日見学した、裏に水車のある小学校も廃校になり、朝日村では小学校が一校になったとのこと。
改めて小学校とその側にある幼稚園、そして教員宿舎を見学させていただきましたが…まだまだ建物は十分使える状態です。
(左写真:左から、小学校、体育館、資料館、幼稚園)
(右写真:教員宿舎)

教員宿舎

は、500円/1泊(7泊から利用可能)で貸し出すとのこと。
渓流もあるし、釣り好きな方や、しばらく滞在してスケッチなど楽しみたい方には良いお話ですね。
裏の畑も貸していただけるようですよ

人が移り住んでくれるよう、人が遊びに来てくれるよう、どうしていけばいいのだろうというお話の中で、お蚕さんのお話が出ました。
シルク

良いですね。丈夫で軽くて肌触りも良く、私も大好きです。
シルクパウダーなんて、化粧品でも活躍していますよね。
「桑畑!」とか、大規模にやろうとせず、日常生活の中に普通に桑の木とお蚕さんがあって、各家庭が普通に桑の木を育て、普通にお蚕さんを飼っている…そんな地域にしていけたら、学校の体験学習などでも足を運んでもらえ、良いのになぁ。
軌道に乗せるのが難しいかもしれませんが、とても魅力的と思いました。
こちら、朝日村の方々が持ってきてくださった繭玉。
ふとした拍子に糸がピーっと出てきて、いやはや丈夫です。

お湯につけて柔らかくしてお肌をなでると、お肌がキレイになるらしい。せっかくいただいたので、やってみましょうか

愛知県岩倉市もこれといって観光の目玉が無く、杁本ともよく今後の岩倉市のことで話をします。
私の故郷である岐阜市も、関東では「…岐阜ってどこにあるの。高山って岐阜だっけ?」などとよく言われました。(岐阜=高山…ですね)
でも、だからといってどこの町も観光名所にならなくてはいけないなんてことはありませんよね。
住んでいる人たちが、その地域を愛し、そしてそこで生活が成り立っていければいいわけです。
朝日村の人たちは、高山市に職を得ている人がほとんどだそうです。
もう少し生業が育ち、人が住むようになるといいのに。
そう思いながら話し合いを聞いていました。